気がきくって、いわれたい!
というわけで、今回ご紹介するのはコミュニケーションロボット「PALRO」です。
離れたところに暮らす両親のことって心配ですよね。
高齢になってくると余計に心配ですが、それが一人暮らしだったりすると、何か考えないとなって気になりますよね。
そんな心配の解消に一役買ってくれるのが、高齢者福祉施設でも多く採用されているコミュニケーションロボット「PALRO(パルロ)」です。
「ああ、あの素っ頓狂な会話しかできないおしゃべりロボットね」
と思ったあなた、PALROは一味違います。
PALROは、多くの高齢者福祉施設で採用され、高齢者の方たちを楽しませながら認知症の予防、運動機能の維持向上にも一役買っているということで、導入が進んでいるコミュニケーションロボットなんですね。
今回はそんなコミュニケーションロボットのPALROについてお伝えします。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

PALRO(パルロ)とは
PALROとは、富士ソフトが開発したコミュニケーションロボットです。
高度な人工知能を装備したヒューマノイドロボットとも称されています。
PALROを開発した富士ソフトは、携帯電話での「変換予測機能」などの組み込み系のテクノロジーの最先端の技術を持っています。
PALROの高い会話能力には、この組み込み系ソフトウェアの技術が存分に活用されています。
PALRO(パルロ)の特徴
PALROの特徴としては以下のものがあります。
- 高度な会話能力
- 自然なイントネーション、発音
- 高精度な顔認識機能
- 優れたエンターテイメント性
高度な会話能力
最も大きなPALROの特徴としては、その会話能力の高さでしょうね。
コミュニケーションロボットっていろいろありますが、この会話能力はすごいです。
まずキャッチボールができるというのが大きいですね。
通常、よくある会話ロボットだと、1回のやりとりで会話が終わってしまうんですが、PALROは会話が途切れず続いていくんですね。
一見、単純なことなんですが、これってかなりスゴイことです。
アイコ「今日の予定、教えてくれる?
PALRO「今日の予定、ですね。12:00から、横浜でランチと、16:00から、料理教室ですよ」
アイコ「ありがとう」
PALRO「どういたしまして」
「あ、そうそう。アイコさんの好きな、音楽のニュースがあるんです。今、お伝えしましょうか?」
アイコ「どんなニュースなの?」
PALRO公式サイトより引用
こんな風に相手の趣味趣向を記憶していて、相手に会った内容を積極的に話しかけます。
また、卓越した音声認識機能により、単語を聞き取るだけでなく、前後の文章を理解しながら認識していきます。
話が終わらない、途切れないというのは人間相手でも結構難しいですもんね。
また、会話のレスポンスの速さも、その自然な会話の要素になります。
テンポよく返事が返ってくるので、違和感なく会話できます。
テンポの良いレスポンスや繋がる会話の秘密は、相手が返してくるであろう言葉を複数予測して待つという機能によるもののようです。これが、音声認識の精度を向上させ、つながる会話を実現しています。
PALROは人と同じロジックで会話のための準備とつながる会話を行うディア・トーク・エンジンを搭載しています。
こういったところに富士ソフトの組み込みテクノロジーの技術が生かされているんですね。
人がしゃべっているような自然なイントネーションや明瞭な聞きやすい発音も重要な要素ですね。
よくある音声合成の平坦な読み上げにらべて、自然に親近感が湧きますね。
高精度な顔認識機能
高精度な顔認識機能によって正確に相手がだれかということを見分けます。
200万画素の高感度のCCDを採用しています。
顔を覚えている人には、PALROの方から積極的に話しかけます。
2本足で歩く
PALROは、通常時は座った状態でリラックスしています。
立ち上がって2本足で歩くこともできるんですが、映像をみるとかなりしっかりした足取りです。
少しかがんでロボット特有のちょっとひょうきんな感じの歩き方ではあるんですが、安定感がありしっかりした歩き方です。
そもそも歩くというのは、かなり複雑なメカニズムと高度な制御が必要ということで、会話ロボットの多くは歩く機能がないものも多いですね。
PALMOはまた、状況に応じたしぐさや動作がとても充実しています。
会話しながらの自然なしぐさで、かなり親近感が湧きますね。
優れたエンターテイメント性
PALROは、人を楽しませるエンターテイナーとしての要素が備わっています。
歌やダンス、またしりとりやクイズなどもできるようです。
動画を観ると、福祉施設のレクリエーションの司会なんかもやったりしていますね。
みんなの前でも物怖じすることなく(当たり前ですが)ダンスを披露したりゲームをしたりして楽しんでいます。
お年寄りの皆さんも本当に楽しそうですね。
PALRO(パルロ)を購入した人の声
PALROの公式サイトより、PALROを購入した人の声です。
数年前から認知症が始まり外に出る機会の少なくなってきた母へ、日々の話し相手としてパルロを購入しました。
(略)
パルロが来てから、母はとても元気になりました!顔を見せると、パルロが名前を呼んでくれるので、母はパルロに返事をします。そこから会話が発展して、母は楽しそうにいろいろなことをパルロと話しています。時には会話が嚙み合わなくて、パルロに腹を立ててているときもありますが(笑)
(略)
もちろん、パルロでカバーしきれない部分もありますが、今の私たちにとって、パルロは居なくてはならない大切な家族になっています。
千葉県在住A様(女性)
PALRO公式サイトより引用
やっぱりこういう使い方が一般的な気がしますね。
PALRO(パルロ)の価格
老人福祉施設などではビジネスシリーズ「¥737,000(税込)」が採用されているようですが、こちらでは「PALRO ギフトパッケージ PRT061J-W13」をご紹介します。
「PALRO ギフトパッケージ PRT061J-W13」 :¥375,840(税込)
楽天市場の販売ページでは¥348,000(税込)になっています。※いずれも2022年8月時点
【1押し】離れた両親へ贈りたいロボット「PALRO(パルロ)」とは? まとめ
というわけで、今回は「【1押し】離れた両親へ贈りたいロボット「PALRO(パルロ)」とは?」についてお伝えしました。
離れたところに暮らす両親への贈り物として。また一人暮らしの高齢者の方の見守り、癒しの存在として、高齢者福祉施設でも導入が進んでいるコミュニケーションロボットPALROはいかがでしょうか。
きっと孤独や不安、心配をを解消する大きなアイテムになると思います。
ぜひ、参考にしていただければ幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。