癒しのロボットペット
現代はストレス社会といいますが、現代を生きる私たちにストレス解消や癒しは必要ですよね。
癒しを求めて犬や猫などのペットを飼う人もいますが、マンションなど家の事情でペットが飼えないという人も多いですよね。
そんな時に、選択肢に躍り出てくるのがロボットペットというわけです。
ロボットペットのメリット
ロボットペットには、様々なメリットがあります。
主なものをいくつか挙げると、
- 癒される
- 本物のペットに比べて費用がかからない
- 咬んだりしない
- 部屋が汚れない
- 自分がいない間も放っておいて大丈夫
癒される
ロボットペットには、本物のペットとは少し違った癒しの効果があります。
会話して励ましてくれたり、慰めてくれたりするロボットペットもありますね。
特に会話ロボットなどは、少しトンチンカンなところもありますが、そんなところに逆に癒されるという人も多いです。
本物のペットに比べて費用がかからない
一般的に、ロボットペットは本物のペットに比べて費用が少なくて済みます。
ロボットペットは、餌を食べないので餌代もかかりません。
噛んだりしない
ロボットペットは、基本的に噛んだり引っかいたりというように人間を傷つける機能はありません。
なので、基本的に子どもでも安全です。
部屋が汚れない
ロボットペットは、糞をしません。
また、犬や猫のように毛が生え変わったりしないので、毛などで部屋が汚れるということがありません。
自分がいない間であっても放っておいて大丈夫
一人暮らしでペットを飼っていると、自分がいない間の様子は気になりますよね。
ペットだと旅行に行ったり帰省したりするときに、ペットの世話をどうしよう、ということになるんですが、ロボットペットならこういった問題はありません。
餌を食べないので、餌の心配はありませんし、自分がいない間に部屋を散らかすこともありません。
癒しのロボットペット「パロ」
さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回ご紹介するのはロボットペットとしても珍しいアザラシ型ロボット「パロ」です。
見た目はこんな感じです。
どうですか?
可愛いですね。
癒しのロボットペット「パロ」は癒し・介護向け
動物が人々の心を癒すということは広く知られていますよね。
いわゆるアニマルセラピーです。
癒しのロボットペット「パロ」は、衛生上の理由など様々な事情で生きた動物が飼えない人たちのために研究、開発されたということです。
癒しのロボットペット「パロ」はアニマルセラピーと同様の効果
癒しのロボットペット「パロ」は、人から見た可愛さや心地よさを重視しています。
デイサービスセンターや児童養護施設などの様々な施設で試験を行い、「アニマルセラピー」と同様の効果があることが確認されました。
「最もセラピー効果があるロボット」の発明としてギネス世界記録に認定!
デイサービスセンターや児童養護施設などの様々な施設での試験の結果、2002年に「最もセラピー効果があるロボット」の発明としてギネス世界記録に認定されたということです。
ギネス認定というのはスゴイですね。
癒しのロボットペット「パロ」はタテゴトアザラシの赤ちゃんがモデル
癒しのロボットペット「パロ」は、タテゴトアザラシの赤ちゃんがモデルになっているということです。
鳴き声も本物のタテゴトアザラシの赤ちゃんの泣き声を使っている、ということで並々ならぬこだわりを感じますね。
見た目や動作なども、カナダでのアザラシ生体調査をもとにデザインされているということです。
ここまでタテゴトアザラシに寄せてることを考えると、むしろ本物のタテゴトアザラシの赤ちゃんのことが気になってしまいます。
癒しのロボットペット「パロ」はハンドメイド
癒しのロボットペット「パロ」はハンドメイドだそうです。
可愛らしい見た目は、ひとつひとつ心を込めて作られているんですね。
癒しのロボットペット「パロ」の機能
癒しのロボットペット「パロ」には様々な機能があります。
基本的に、本物の生き物のように動作する、というところが大きなポイントのようですね。
一応、機能としては
- 自分の名前を覚える
- 約50語の単語を識別
- まぶた、頭、前足、後足を動かす
- 多数のセンサで触れ合う人や環境、状況を感じとる
- 飼い主の好みに合わせて行動するようになる
ということがあります。
シンプルな感じもしますが、ユビキタス面触覚センサ、音声認識機能(多言語対応)、小型3軸加速度センサ、ステレオ光センサなどの多数のセンサーによる環境や状況の認識や、飼い主の好みに合わせて行動するようになる、というところが特に優れているように思います。
癒しのロボットペット「パロ」の動き
実際に「パロ」が動いている映像をみると、やはりかなりリアル、というか生き物の生々しさみたいなものも感じられますね。
表情も動作もかなり多彩に感じられます。
よくあるロボットペットのように「こんにちは」とかしゃべったりはしないので、逆に本物っぽいというかリアルな感じはします。
一応基本的な価値観として「撫でられると喜ぶ」「叩かれると嫌がる」というのがあるようです。
認知症の人の癒しに効果
認知症の方が興奮状態だったのが、「パロ」を渡すと大人しくなった、というような報告もあるようです。
いわゆる「アニマルセラピー」をロボットで再現しているということなんですね。
実際に病院は高齢者施設などで導入されているようです。
最初「介護向け」というのは言い過ぎかな、と思ったんですが、映像を観ると十分に実用的で、むしろ高齢者の介護や癒しに特化して開発されてるんだな、と思いますね。
癒しのロボットペット「パロ」の仕様
【製品仕様】
体長:57cm
体重:約2.7kg
毛皮:チャコールグレー色 抗菌糸 (表毛)
消費電力:約9W (電磁シールド)
電源:付属ACアダプター AC100V 1.3〜0.7A
動作時間:約3~5時間 (満充電時のバッテリ駆動時間)
付属品:ACアダプター、DC電源コード、バッテリーパック
※製品仕様その他は、予告なく変更する場合がございます。【関連用語:知能システム paro パロ メンタルコミットロボット アザラシ 介護 癒し】
Robot Shop 「パロ」販売ページより引用
体重2.7kgというのは、生まれたての赤ちゃんの体重に近いということで、親近感が湧きやすいという効果もあるのかもしれません。
癒しのロボットペット「パロ」が個人で買うには高額
さて、そんな癒しのロボットペット「パロ」ですが、個人的に購入するには35万円以上とかなり高額かな、という感じです。
機能を見る限り、数万円のロボットペットを大差ないなと正直思ったんですが、実際は機能のきめ細やかさや質において、かなり”生き物”に近いということで、通常のロボットよりも愛着が湧きやすいと思いますね。
つまり、普通のよくあるロボットペットだと「所詮ロボットだろ」と心のどこかで思ってしまうものですが、「パロ」の場合、本物のペットと比べてもそん色ないレベルにまで感じられる、ということですね。
もちろん、一人暮らしの生活の中に「パロ」がいれば、かなり癒されることは間違いないと思います。
癒しのロボットペット「パロ」は高齢者施設や病院で導入されている
癒しのロボットペット「パロ」は、高齢者の癒しにも効果的ということで実際に多くの高齢者施設や病院に導入されているそうです。
まとめ
というわけで今回は「【癒し・介護向け】ロボットペットの「パロ」の生き物感がスゴイ」ということについてお伝えしました。
癒し系ロボットはたくさんありますが、この方向性のロボットとしては最高峰と言ってもいいんじゃないか、とも思ってしまいますね。※個人的感想です。
機能はとてもシンプルなんですが、これが実はかなりきめ細やかで、それゆえに生き物としてのリアルさが感じられるんですね。
このクラスの癒しのロボットペットになると、例えばニュースを読み上げたり天気予報が出来たり、英会話の練習ができたり、という機能は必要ないんですね。
老人ホームなどの高齢者施設では、大人気になりそうです。
もちろん個人で購入したり、両親やおじいちゃん、おばあちゃんへのプレゼントとしてもおすすめになります。
少しお高いですが、プレゼントされたらかなり喜ばれると思いますね。
参考にしていただければ幸いです。
お手軽!癒しロボット紹介
価格もお手軽な癒しロボット「クーボ」です。
撫でるとしっぽを振ります。
ただそれだけなんですが、なぜか癒されるという人が続出。
ウチにもありますが、窓際に置いておくと時々勝手にしっぽを振っています。
日向ぼっこをしているネコみたいですね。
しっぽが短い奴もいます。↓